技術以外にどのような問題があるのか

 

十分に知識や経験を積んだ医師でも必ずしも患者から歓迎されているわけでは無い様に思います。

スウェーデンのとある歯科の権威は「腕がいいだけでは良い歯医者とは言えない」と語っています。

医師は患者に対して「この症状の原因は何であるか」「どのような治療が必要だと思うか」など、病気や治療について患者が理解できるように噛み砕いて説明する能力が求められると思います。

これだけでなく、患者の生活背景を知り、患者がどのような治療を求めているのかも汲み取るべきでしょう。例えば「痛みをなくしたい」のか「安心してものが食べられる歯を入れたい」のかなど、場合によっては強引でも良いから早く直してしまいたいと思っている方もいるかも知れません。

そういった多種多様なニーズを理解する能力も重要だと考えています。

 

患者の希望を聞かずに医師や医院にとって良い治療ばかりを勧めたり、勧めたい治療の利点ばかりを強調したりする医師も避けたほうが良いでしょう。

絶対安全とか一生持つなどの甘言に振り回されないよう、患者さん自身もしっかりと説明を求めていく姿勢が必要であるかと思います。

リスクもきちんと説明し、最終的には患者さん自身が治療法を選ぶことができるようにするべきだと思います。

もっとも、熟練の医師からすればこの患者に適した治療はこれだと直ちに適切な答えが出せるのだと思います。

しかし、その場合でも医師は患者に対してどうしてこの治療が良いのかをしっかりと説明するべきだと思います。

 

良い歯医者に出会えないのは患者の側にも問題があるように思います。

一概に歯医者と言っても医師には様々な専門があり、患者が求める治療とマッチした医院に通うようにすると良いと思います。

しかし、現実には立地や診察時間だけで選んでしまっていることはないでしょうか。

虫歯に治療に矯正歯科を受診してしまうとか、設備が豪華だとか休日も診療してくれるといった、見た目や利便性で選んでいることはないでしょうか。

 

患者と医師のミスマッチをへらすためには患者自身が求める治療について少しでも理解しようと務めるべきだと思います。