脳の血流を増やすための正しい姿勢と食べ方

認知症の予防には「よくかむこと」が大切です。具体的にはどのような食べ物や食べ方がよく噛むことができる、健康に良い食べ方だと言えるのでしょうか。

第一に重要なのはおいしいと思って食べることでしょう。これはどういうことかと言うと、美味しいと感じる食事のほうが脳内血流の増加が指摘されているからです。ある実験で対象者に、苦いゼリー、やや苦いゼリー、苦くないゼリーの3種類を食べていただきました。そうすると、苦いゼリー、やや苦いゼリー、苦くないゼリーの順に血流が増加していることがわかったのです。

「おいしい」食事のほうが「美味しくない」食事よりも脳内血流の増加に貢献できることが考えられるでしょう。また、ベッドに寝たまま上半身だけ起こして食事をしたときには、座って食べるときは脳の血流は増えないことがわかっているようです。様々な事情で、介護用のベッドから降りることができない方もいらっしゃるでしょうが、体調の良いときや自力で降りられる方はきちんとテーブルや机に向かって食事を摂るほうが良いと思います。

とはいえ、特別な意識をしながら食事をすることは好ましくないように思います。食事は本来、楽しくいただくものでしょう。咀嚼は無意識のうちに行うものなので、かむことに意識が向きすぎないほうが自然な食べ方を維持できると思います。早食いや丸呑みも避けるべきでしょう。歯だけでなく内蔵にも良くない影響を与えるものと思います。孤食を避け、会話し、おいしさを感じながら食べたいものです。

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